実家ジタク > 支度のヒント > 片づけ後の引継ぎ

家族・費用

実家の片づけ、その後は誰に引き継ぐ?鍵・記録・管理開始日の確認ポイント

実家の片づけを頼むとき、作業日や費用だけでなく、「終わった後の家を誰が見るか」まで決めていますか。整理が終わっても、すぐに誰かが住んだり、売却が完了したりするとは限りません。鍵の預け先、残した物、次の訪問予定をそろえることが、その後の支度につながります。

公開:2026-10-21内容確認:2026-10-21文:実家ジタク編集(TBH不動産)

整理から管理・売却相談へ、相談先をつなぐ動き

2026年10月16日、空き家管理の「日本空き家サポート」を運営するL&Fと、終活サービス「一休堂」を展開するファーストバリューが業務提携を発表しました。家財整理や供養を必要とする人を一休堂へ、整理後の管理や売却・活用の相談を日本空き家サポートへ、相互に紹介する取り組みです。L&Fの発表、ファーストバリューの発表

10月16日は発表日です。個別の契約締結日や地域ごとの対応開始日を示すものではありません。また、相互紹介があることと、契約や料金がすべて一つになることは別です。対応地域、見積もり、契約先は依頼ごとに確かめる必要があります。

ここからは、この提携のサービス仕様ではなく、実家ジタク編集部による一般的な引継ぎの整理方法を紹介します。実家ジタク・TBH不動産と両社の提携を示すものではありません。

1.鍵は「誰が持つか」だけでなく、受け渡しまで残す

片づけ担当者に預けた鍵を、そのまま次の管理担当者が使うとは限りません。家族へ返すのか、管理会社へ渡すのかを先に決め、次のことを記録しておきましょう。

  • 預けた鍵の本数と、現在の保管先
  • 受け渡す相手と日付、受領を確認する方法
  • 作業や管理が終わったときの返却方法

鍵の受け渡しと、室内へ入ってよい範囲も分けて確認します。家族の連絡窓口を一人決める場合も、その人だけで処分や売却を決めてよいとは限りません。所有者など、判断に関わる人の意向は別に確かめておきます。

2.写真・書類・残した物を、次の人が分かる形にする

作業の完了時には、片づけ担当者と家族で家の状態を確認します。離れて暮らしていて立ち会えない場合は、何を写真や報告で確認するかを事前に相談しておくとよいでしょう。

引継ぎメモには、例えば次の三つを残します。

  • 写真:撮影日と場所、作業前後の状態、気になる傷や不具合
  • 書類:見つかった書類の一覧と、家族の誰に返したか
  • 残した物:保管場所、触れてほしくない物、処分を保留した物

写真や書類には個人情報が含まれることがあります。次の事業者へ渡す情報は必要な範囲に絞り、共有先を家族で確認してください。原本を預ける場合は、目的と返却時期も控えます。

アルバムや手紙など、家族によって受け止め方が違う物は、急いで結論を出さなくても構いません。「保留」と分かるように置き、確認する人と見直す日を決める方法があります。写真に残すことと、現物を手放すことも分けて考えます。

3.片づけ完了日と、管理開始日の間を空けない

「片づけは終わったが、次に誰が訪ねるか決まっていない」という状態を避けるため、作業完了日と次の訪問予定を一緒に書いておきます。管理会社の開始日まで間が空くなら、その期間に誰が家を確認するかも決めましょう。

管理を依頼するときは、訪問頻度、確認する場所、報告方法を確認します。換気・通水や庭の確認を希望しても、標準の作業に含まれるとは限りません。異常を見つけたときの連絡先、臨時訪問や修繕を頼む手順も聞いておきます。

片づけと管理で会社が変わる場合は、作業範囲と問い合わせ先も切り分けます。国民生活センターは、遺品整理で複数社の見積もりを比較し、作業内容や料金、追加料金などを事前に確認するよう案内しています。廃棄物の収集・運搬を頼む場合は、実際に運ぶ事業者の必要な許可・自治体からの委託について、市区町村の窓口で確認してください。国民生活センターの注意喚起

4.売却予定が変わっても、引継ぎメモを使えるようにする

売却を考えているなら、片づけの見積もり段階で、不動産の相談先にも家財の扱いを聞いておく方法があります。「すべて処分すれば売れる」とは限りません。何を残すか、どこまで片づけるかは、家族の希望と売却の進め方を合わせて確認します。

売却までの期間が延びた場合や、貸す・住み継ぐ方向に変わった場合にも、鍵の保管先と家の状態が分かれば、次の相談を始めやすくなります。方針が変わったら、管理を続ける期間と作業内容、費用の見直し先も確認しましょう。

まず一枚に、「次に誰が、いつ、何を確認するか」

引継ぎメモは、立派な書式でなくても構いません。片づけ完了日、鍵の保管先、残した物、次の訪問日、連絡先を一枚にまとめるところから始められます。未定の項目は空欄で隠さず、「誰に確認するか」を書き添えておきましょう。

家の中を空にすることだけが、片づけの終わりではありません。残した物と家の状態を、次に関わる人へ伝えられるようにしておく。それも、実家のこれからを落ち着いて考えるための支度です。

出典・確認範囲

2026年10月21日時点で上記の公開本文を確認しました。引継ぎメモは編集部の提案であり、各社の契約条件や提供内容ではありません。個別の対応地域、料金、管理内容、保険・補償条件は各事業者へご確認ください。本稿は個別の法的判断や、売却の成立を保証するものではありません。

うちの場合、何から始める?

鍵の保管先、残した物、次の訪問日を一枚にまとめてみましょう。分からない項目には、確認する相手を書き添えるところから始められます。

どうすればいいか分からない、が出発点です

ご家族の状況を8つの項目で整理し、次に話すことを見つけます。まずは気軽にご相談ください。

お電話 03-6265-4790
「実家の相談で」とお伝えください(平日 9:00〜18:00)